
「不倫慰謝料を請求された時、注意すること」「よくお問い合わせのある疑問点」についてご紹介します。

- 法律相談だけを申し込むことはできますか?
- 弁護士への正式依頼を検討中で、まずは無料法律相談のみをご希望という方も、もちろんお申込み可能です。
ただ、当事者間で交渉や示談が既に行われ、当事務所の関与しない所で既に協議がかなり進んでしまっている場合、それまでの経緯を把握しきれず、責任を持ったアドバイスを差し上げることが難しいと判断せざるをえない場合もあります。
当事者間であまり込み入った協議をしてしまう前に、弁護士のアドバイスを受けられることが、より適正・スムーズな解決の可能性を高める選択肢と考えております。
まずは早い段階で、法律相談をお申込み下さい。
※不倫慰謝料を「請求された」方の場合、当事務所では、実際に相手が慰謝料請求や面談要求などの具体的なアクションを起こしてきた段階以降が、無料相談の対象となっております。
「まだ相手に不倫が発覚したかどうか不明」「まだ何の請求も通知も来ていない」という段階での法律相談については、30分5250円(税込)の有料相談となりますのでご了承下さい。
どちらに該当するか不明、という場合には個別にご回答を差し上げておりますので、まずはメールまたは電話にてお問い合わせ下さい。
- 弁護士に相談するのは始めてで、心配なのですが?
- ご安心ください。当事務所では、弁護士に会うのは始めてという方ばかりです。始めての方にも、わかりやすいご説明を心がけております。
- ○○円の慰謝料が認められた判例があると言われたのですが?
- 不倫慰謝料請求を受けた方からの法律相談を行っておりますと、請求側が送ってきた内容証明郵便に「○○裁判所で○○円の慰謝料が認められた例」といった判決内容が列挙されていることがあります。
一般の方はこういった「裁判」「判決」といった用語を見てびっくりされるのかもしれませんが、こうしたやり方に混乱させられていては、相手の思うツボというものです。
判決とは個別のケースごとに判断されるもので、あなたのケースでどうなるかは全く別問題です。
当事務所の無料法律相談では、法的な観点、実務的な観点から実際どうなるかをご説明しますから、まず早めに弁護士へご相談下さい。
- 会って謝罪をしろという要求を受けているのですが?
- 当事者で会うという行為は、率直に申し上げましてお勧めしません。
不倫行為が発覚した直後、不倫相手の配偶者に呼び出されるという事態がよく見られますが、実際に話し合いの場所に出向いてみると、複数人が待ち構えているという展開や、そこで不利な発言を録音されたり、示談書にサインを要求される、という展開が珍しくないためです。
まずは当事務所の無料法律相談を受けていただいて、正確な知識を得てから判断されることをお勧めします。
- 不倫に関するメールや手紙を処分していいですか?
- 相手が不倫慰謝料を請求してくるにあたり、こちら側の理解と事実関係の主張が異なっていることがしばしばあります。不当な主張についてきちんと反論するためにも、関係する資料・データ・写真などは、そのまま処分せずに保管しておくことをお勧めします。
- 内容証明郵便が届いたのですが?
- 内容証明郵便自体は、何ら慰謝料の支払いを強制する効力はありません。
ただ、当事務所が内容証明を出す側であったとしたら、何の返事もない状態が続いたり、そもそも内容証明郵便を受け取らない状態である場合、やむを得ず裁判の準備を開始することが多いと思われます。
まずは、文書をきちんと受領・開封して、何が書いてあるかを確認の上、当事務所の無料法律相談で正しい知識を得てください。
- いくらの慰謝料を取られるのか、一体どうなるのか?
- 不倫相手の配偶者は当然かなり怒っていますから、「社会的制裁を受けるべき」「罪を一生背負っていけ」という様な恐ろしいことを口にしがちですが、あなた自身の離婚問題などを別とすれば、不倫慰謝料という問題は金銭の賠償に関する争いです。
賠償金の金額は、示談で任意に支払う分には当事者間で決めることですが、たとえば相手が「慰謝料1000万円を支払え」といった裁判を起こしてきたとしても、それが判決で認容されることは考えにくいように思います。
実際にはある程度、実務上考えられる上限というものがあり、案件の性質に応じてそれが上下することになります。
実際に交渉や裁判で確定した金額を見ますと、数十万円~300万円程度の枠内に収まっているケースが多いかと思います。
とはいえ、10万円や20万円では済まないことが一般的であるのも事実ですから、解決のためにはある程度のキャッシュを準備していただくことは解決のための前提条件になってまいります。
- 弁護士と他業種の違いは?
- 端的に言うと、あなたの代わりに動く「代理権」があるという点です。
不倫慰謝料の請求額は140万円を超えるケースが一般的ですから、「弁護士」以外の業種では、あなたの代わりに交渉したり、裁判に出廷することができません。
- 遠方の裁判所で裁判を起こされたのですが?
- 不倫慰謝料請求の裁判は、訴えを起こす側の居住地域を管轄する裁判所で起こされることが一般的です。したがって、あなたが不倫をしていた当時の地域から引っ越している場合、あるいは不倫相手が引っ越しをして現在遠方にいる場合などでは、あなたにとって遠方の裁判所から呼び出しが来ることがあります。ただ、弁護士を訴訟代理人に立て、現地の裁判所に出廷しない「電話会議」によって裁判に対応することが可能なケースも多いですから、それほど心配されなくても大丈夫です。
- 職場に知らせると言われていますが?
- 不倫相手の配偶者は、民法上の損害賠償請求権を有していますが、だからといって何をしても許されるという事にはなりません。
不倫は確かに褒められたこととは言えず、金銭的な損害賠償責任や、離婚を成立させる原因となるものですが、それ以上の刑事責任や、社会的制裁といった根拠にはならないものです。
不倫相手の配偶者から「職場に知らせて処罰してもらう」といった発言・要求が珍しくありませんが、そうした行為は逆に民事上・刑事上の責任を発生させる可能性がありますから、弁護士から厳重に警告を行ってまいります。
- 弁護士に依頼すれば何もしなくていいですか?
- 弁護士にご依頼された場合、相手との交渉から裁判、電話や書面のやりとりまで、全て弁護士が代理人として進めますが、以下のように一定の場合にはご協力をお願いする場合があります。
ご本人にお願いしたいことの一つは、証拠関係の準備です。
こちらは請求を受ける側ですから、基本的には相手の請求内容に対応して動いていくことになりますが、もし相手の主張する事実関係が、こちらの理解と全く異なっているような場合には反論しなければなりません。
特に、「不倫関係の成立・維持について、どちらが主導的だったか」という点については争いになりがちですから、こうした反論の根拠となるメールや写真・手紙などの証拠については、現在残っているものを全てご用意いただくことになります。
また、裁判が終盤に近づくと、尋問といって当事者や証人が裁判所まで出廷し、公開の法廷で相手弁護士や裁判官に質問される場が設けられます。
尋問が実施されるケースは多くはありませんが、もし実施となれば、ご本人が平日の昼間に裁判所まで出頭し、法廷で質疑応答をしていただくことになります。
(もちろん、こうした場合も弁護士と事前の打ち合わせを行い、スムーズな尋問となるよう準備した上で臨みますからご安心下さい。)
このように、ご本人様のご協力がある程度必要になることがあり、全く何もしなくてよいというわけではありません。弁護士が代理可能な業務は全てこちらで行いますので、スムーズな解決に向けたご協力をお願いいたします。
- 裁判はどれくらい時間がかかりますか?
- 案件の内容や、相手の出方など様々な要因がありますので一概にいえませんが、通常は数ヶ月以上の時間を要するとお考え下さい。
裁判期日は1ヶ月~2ヶ月程度の間隔で実施されますから、双方が言いたい事を言い尽くして話が煮詰まってくるまでには、それなりの時間はかかります。第一審の判決言渡まで争った場合は、半年以上~1年程度かかる場合が多いかと思います。
実務上は不倫慰謝料の裁判が尋問や判決まで争われることは少なく、多くのケースでは途中で和解が成立して終了となります。和解はどの段階でも成立可能ですが、やはりある程度主張を尽くし、お互いの言い分や証拠が出そろってから成立することが多いため、この場合も数ヶ月以上を要することが一般的ではないかと思います。
このように、裁判を起こした途端に解決するわけではなく、一般的にある程度の時間は必要です。裁判の経過は弁護士から随時ご報告を差し上げておりますので、あまり気を張らずにお待ちいただく必要があるかもしれません。
- 慰謝料の相場は?
- 事案によって状況も異なり、ハッキリした相場というものはありませんが、実際の回収実績から言うと、数十万円~300万円の範囲内であるケースが多いかと思います。
- 弁護士に全て任せていいの?
- 不倫慰謝料の回収を行うための、文書作成や交渉、裁判を起こした際の出廷や、法廷での主張立証などは、あなたの意向を受けて弁護士が行います。ただ、その根拠となる証拠については、ご本人様にて準備をお願いします。また、裁判が進むと、場合によってはご本人様が法廷で質問を受ける場が設けられることがあります。こうした展開となる割合はごく一部ですが、そうなった場合にはご協力をお願いしております。
- できるだけ早く解決したいのですが?
- もちろん早期解決を目指していきます。ただ相手がある問題なので、こちらの希望だけを通せるわけではありません。合意により解決する場合は、慰謝料額を含めた示談内容について、双方の意向が一致しなければなりません。判決により解決する場合は、裁判官が判決を書ける程度には、双方の主張・立証が煮詰まった状態になる必要があります。いずれにしても、ある程度の時間が必要になるケースは一定割合あります。
早期解決を最優先に、ある程度の譲歩をするというケースもありますが、相手の請求額が非常に高額であるため、多少の譲歩では折り合えないケースもあります。
- 離婚や財産分与の問題も同時に依頼できますか?
- もちろん可能です。こうした周辺問題についても一貫してお手伝いできることが、弁護士にご依頼されることのメリットの一つでもあります。
- 弁護士に依頼するメリットは?
- 不倫慰謝料の請求を受けた場合、その対応はご本人様にとっても、かなりストレスのかかる行為になるかと思います。不倫相手の夫や妻から責められ、金銭の支払いを求められるわけですから、当事者間で冷静かつ妥当な解決が可能かどうか、不安のあるところです。
弁護士が代理人として間に入り、専門的観点から交渉や裁判を進めることで、ご本人が直接相手と話す必要もなくなり、平日の日中に裁判所へ行く必要もなくなります。このように、ご本人様の精神的・肉体的な負担を軽減しつつ、慰謝料を支払うにしてもその額を適正な額にとどめること、不当な要求を排除すること、争いが再発しないようきっちり書面を交わすことなど、目的達成の確率を高めることが可能となることが最大のメリットです。
- 弁護士の費用は高いのでは?
- 他の業種とは、お手伝いの内容が根本的に違いますので、まずはその点について知っていただくためにも、無料法律相談をお勧めします。
あなたを代理して、交渉や裁判について一貫して動くための費用です。
もちろん契約書に費用の額や計算方法は明記されますので、ご安心ください。
- 事務所の場所はどこですか?
- 名古屋駅(名駅)の桜通口から、歩いて3分の立地です。
三重県や岐阜県、静岡県の方も多くいらっしゃいます。
- 裁判をされたくないのですが?
- 裁判を起こすかどうかは、相手(原告)の自由なので、裁判自体を止める方法はありません。こちらがいくら「お金がないから払えない」と主張しても、それが裁判を止めさせる理由にはならないのです。
相手のあることなので、必ず裁判にせず解決するというお約束は不可能ですが、具体的なご事情にもよりますから、まずは率直なお気持ちをおっしゃってください。
法律相談では、裁判になった場合の流れや、具体的なメリット・デメリットについても、弁護士から分かりやすくご説明を差し上げております。
- 土日・祝日の法律相談は可能ですか?
- 土日・祝日相談は随時実施しておりますので、お問い合わせください。
夜間相談は、平日20時開始の回が最終となっております。
- 不倫慰謝料の問題に詳しい弁護士ですか?
- 不倫慰謝料について、交渉案件・裁判案件含めて、常に複数の取り扱いがあります。証拠の強いケース、証拠の弱いケース、交渉解決、裁判解決、差し押さえによって慰謝料を回収したケースまで、幅広い取り扱い実績があります。
- 法律相談の時間はどのくらいですか?
- 案件の内容によりますが、基本的には約1時間を想定しています。
正式ご依頼の場合、引き続き事情の聴取や資料のコピーなどを行うほか、契約書の内容説明・契約書の取り交わしも行いますから、さらに時間を要します。ある程度、時間に余裕をもって法律相談にお越しください。
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